●コスパの良い低コスト住宅を実現するための施主主体オープンな家づくり

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2022/11/29

オープンシステムによる家づくり

あなたの夢を実現させましょう。思い入れを取り入れて、あなたのためにあなただけの家を作ります。それがオープンシステムによる家づくりです。

建築設計事務所を従えた「あなたが主役」の家づくりです。

住宅への考え方、基本設計から始まって、着工、完成、メンテナンスに至るまで建築設計事務所が責任を持って携わります。ではその内容を説明いたしましょう。

まず既存の建築の仕組みを説明します。

あなたが街の建築屋さん(大手や地元のハウスメーカー)に、あなたの家の建築をお願いしたとしましょう。その建築屋さんは、設計も含んでいる場合が一般的でしょう。よって設計も工事監理も工事も、同じ会社が行うことになります。そうなると、あなたにとって家の工事が適正かどうかを相談できる人は、建築屋さんの担当者です。しかしこの人は建築屋さんの従業員であり、中立な立場で判断できにくい状況にあります。あなたの思い描いたとおりに家ができていけば問題ありません。しかし、ふと疑問に思うことがあった時に、あなたの中で不安が膨らんでいきます。このような状況になった場合でも、あなたと建築屋さんとの間に入って適正なアドバイスを行ってくれる存在なしで、家を作っていくことになります。あなたが不安を抱えたまま家ができていく可能性があります。

オープンシステムによる家づくり
オープンシステムによる家づくり

次に建築費についてですが、建築工事全体をその建築屋さんが金額を決めて請け負います。これを一括請負契約といいます。もちろん建築費を支払うのは、あなたです。建築屋さんは実際に現場で作業を行う人達(大工さんや基礎屋さんなど)を、従業員として雇っているのではありません。専門工事業者とい、他社の人達です。下請負といって、業種ごとに金額を決めて工事を各専門工事業者に発注します。ちなみに住宅では、専門工事業者が20社ほど必要です。専門工事業者へ工事費を支払うのは、建築屋さんです。すでにあなたと建築屋さんとの契約金額(建築費)は決定済みですから、この下請負に出す金額が少なければ少ないほど、建築屋さんは利益が大きくなります。この利益は大きくなっても、あなたに還元されることはありません。

あなたと私の事務所がパートナーシップを組んで、あなたがすべての情報を把握しながらすすめます。

建築設計事務所をパートナーにするとは、どんなイメージを持てば良いのでしょう。あなたがあなた自身の家を作るために、一時的に建築屋さんを作り、そこの社長になったと考えてください。社長であるあなたは良い家を、納得いく家を作ることを企業の理念としています。ただし、建築に対しては少々専門的な知識に欠けているので、優秀な技術者を雇います。この技術者に建築設計事務所を任命します。そして実際の業務は技術者に任せて、あなた自身が建てたい家の概念を伝えれば、業務は開始できます。

設計においては、あなたの要望を盛り込んだ図面を作成し、工事においてはその図面を元にキチンと施工します。それぞれの業務内容は、逐一技術者より社長に報告します。自分の方針に合わない内容なら、改めて納得のいくまで打合せを行うことが可能です。会社内では、社長の方針に合わせ実務を行うことは、ごく当たり前のことです。ただし、イエスマンの部下だけいる会社では困ります。正確な情報を基にしたアドバイスもできる部下をパートナーとしましょう。

あなたが社長であるこの建築屋さんは、あなたの方針をそのまま実務の方針として運営していきます。社長も技術者も、理念を持って利益獲得を目標にしています。その利益とは、家に対するあなたの要望を可能な限り取り入れること、工事費を適正な水準に設定することです。

会社において利益を上げることはそう易しいことではありませんので、専門知識と情熱を持つ社員として建築設計事務所を雇い入れます。良い部下のいる会社は良い仕事をします。この良質な会社をあなたが経営し、あなたの家を作る、そのようなイメージです。

それは納得のいく家づくり

従来の一括請負型ではなく、あなたの主導による分割発注型で建築を行います。

この工事に一括請負工事を行うハウスメーカーや工務店は参加しません。その代わりに建築屋さんの社長であるあなたが、直接各専門工事業者と工事契約を結びます。それに先立って、業種ごとに複数の業者から見積もりを取り、技術力を勘案し比較検討します。どの業者と家づくりを行うかを決定するのはあなたです。住宅において、実際に現場で作業を行う専門工事業者は20前後です。

もちろんその契約書類作成などの実務は、技術者に任せておけば揃います。工事に携わる各専門工事業者と顔を会わせ、お互いが「よろしくお願いします。」と面識を交わすことが、良い家を作る大事な要素のひとつです。また、見積もりするにあたって、専門工事業者の立場として設計内容に対する改善提案があれば、技術者はそれを積極的に検討し、でき上がる家のグレードを高める努力をいたします。

工事に着工すれば、それぞれの出来高に応じて支払っていただきます。あなたが振り込みしやすいよう、技術者は月ごとの支払一覧表を作成します。

それは納得のいく家づくり
それは納得のいく家づくり

あなたの要望、思い入れをより反映することが可能です。

社長をあなたが、技術者を建築設計事務所が務めることで、色々なメリットが発生しますが、何といっても大きな利益は家に対する要望の実現です。節約したい処、お金を掛けてでも実現したい場所、それは人それぞれです。それをオリジナリティと呼んでも良いでしょうし、オンリーワンとも呼べるでしょう。オープンシステムであれば、パッケージもの、規格ものでは満足できない要望、思い入れを形にすることが可能です。分離発注は、あなたのお金(建築費)の使い道を正確に把握することに他なりません。

この部分を称して「価格の見える家づくり」としています。価格が見えることにより、あなたの要望にいくらの工事費が発生するのか、無駄はないのかはっきり分かります。これを把握せずして、納得のいく家とはならないのです。私の思いはあなたのために納得のいく家を作ることです。私のような建築設計事務所は全国にたくさんあります。良い業務を行うためにそのような建築設計事務所と知識を共有することが、大きなメリットを発生させると分かってきました。よって私の事務所は『オープンシステムネットワーク会議』に参加しています。

それは納得のいく家づくり
それは納得のいく家づくり